最初はよくある歪み系エフェクターの歪みの波形の解説。
ただのサイン波。
これが歪み始めるとサイン波のてっぺんがどんどん削れていきます。
図1
ソフトクリッピング。若干波形の頭が丸くなりました。
大して歪まないオーバードライブ的なもの。
図2
更にクリッピング。だんだん波形の頭が削れてきましたがまだ丸い。
だいぶ歪むオーバードライブ的なもの。
図3
ばっさりカットされました。ここまでくるとディストーションやFuzzの類。
図4
clip~だけ使うと図4のばっさり削れた波形になるので、
どうやってうまく緩やかなソフトクリッピングを使うかですが、
1)tanh~を使う。
[特徴]
波形が綺麗なソフトクリッピングをします。
ただしcycloneプラグインのオブジェクトなのでPuredata Vanillaだけでは使えません。
2)clip~の後にlop~(ローパスフィルタ)を使う。
3)clip~の後にhip~(ハイパスフィルタ)を使う。
[特徴]
2)3)の面白いところは
非常に高い周波数のローパスフィルタ
非常に低い周波数のハイパスフィルタ
という、一見役に立たなそうな周波数のフィルタでも
波形を様々な形に変えるところです。
実験動画は以下の通り。
クリッピングで倍音が1か所から3か所に増えているのも確認できます。
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