2017年1月24日火曜日

[Puredata]Fuzz Faceクローン 1

※本物の実機を演奏している動画を見つけたので載せます。

1966年に製造されたFuzzの代名詞、Fuzz Face。
なんとも原始的でワイルドなサウンドです!




[以下、読む人のための追記]
いろいろ「バカな」実験しています。
まともな知識がある人はスルーしてください。
そもそもの実験方法に問題が多すぎます。
今回の結果は、、
1)フルテンにギター側から高出力を入力するとバッサリクリッピングする
2)フルテンでも回路途中の抵抗が増加すると波形が非対称になってくる
3)ボリュームポット強引に押さえつけたらfuzzでも綺麗な波形が出てくるミステリー

それだけです。



・・・実は手元にPNPゲルマニウムトランジスタ AC128を2個乗せた
Fuzz Faceクローンを自作したことがありまして、、

インプット最初に入力インピーダンス用1MΩが
GNDに落ちている以外は定数含め回路が全く同じため、
Puredataで似たものを作成できないか検討してみます。

まず初めにFuzzFaceのクリッピング波形と倍音の出方を見てみます。

[測定構成]
PPTP(サイン波生成のみ。周波数、失念。すみません。。)

FuzzFace(Fuzzフルテン、Volume1時くらいで確認)

WindowsのPuredata(波形確認)



《実験方法に問題ありなので動画削除しました。》




FuzzFaceオフ時のサイン波。



FuzzFaceオン その1

FuzzFaceオン その2
この荒い波形が独特の倍音なのか、、?


突如綺麗な波形がでました!
実はこの時初めて知ったのですが、Fuzzのツマミを可変せずに上から押さえつけると
波形が変わることを発見。
(やりすぎるとノブが接触不良起こします、注意)
ハンダ付けがヘタクソなのか、粗悪なボリュームポットのせいなのかわかりませんが。。
とある店のお父さん情報だとボリュームポットは
内部で紙で擦り合わせて抵抗を作ってるだけとか言ってたので
この紙の擦り合わせ具合でノイズが変わるのかもしれません。
侮りがたし、ボリュームポット。。
→いや、抵抗が上がり過ぎただけです。




ツマミ押さえつけ その2
ツマミ押さえつけ その3
だんだん強く押さえつけると非対称チックになっていきます。


ツマミ押さえつけ その4
結構強く押さえると、とうとう非対称になりました。
ただ「FuzzFaceオン その1」の位相反転したような形です。


ツマミを押さえつけない状態がノイズも含め一番Fuzz!というワイルドなサウンドですが
複雑なギザギザ波形と、そこから生じるノイズの再現が絶望的に難しいです。



[追記]
このため、一番倍音の出方の近い「ツマミ押さえつけ その4」を
ベースにして再現を目指したいと思います。
なんとなく上手く再現できなかった、もしくは
再現できても大人しいサウンドでつまらないというオチが見えますが。。
→押さえつけで抵抗増えて以降の電圧落ちてるので大人しくなるはず。
つまらないオチにしかなりません。
徐々に出力を上げながらクリッピング波形の変化を見るべきでした。






[追々記]
SpiceでFuzz Faceを波形解析されたものを色々見ていたところ、
「ツマミ押さえつけ その4」の波形が一番近い模様です。
自分でLTspiceで測定してみると「つまみ押さえつけ 3」を
上は激しくクリッピング、下ゆるやかなクリッピングにしたような波形が近いです。
→fuzzのツマミ設定を固定していても
ギター側出力に伴うクリッピング変化があるはずなので
spiceやオシロを使うにしても何パターンか検討しないといけません。

※ギターのリアピックアップの電圧を実際にテスタの交流で測った
ハムバッカー 約0.1V
シングルコイル 約0.05V
を使用(いやオシロ使って真面目に出力計るのが正解だと思いますが。だんだん何が正解かわからない)

0.004Vで「ツマミ押さえつけ その4」の波形を小奇麗に整えたようになります。
→よくよく考えたら、押さえつけの状態でギター弾いた音なんて小さ過ぎてほとんど聞こえません。






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